カラ*スタ*ブログ

性のカタチを考える、京都発SOGIE学習サークル”カラ*スタ”の公式ブログです。

かと雑記帳#5 「知ってほしかったこと」

どうも、今出川駅から西陣中央小学校まで高速ダッシュ、かとです(汗だく)。

7月も終わり、8月になりました。テストも終わり夏休みの人も多いんじゃないですかね。暑い日が続いているので、はしゃぎ過ぎて熱中症なんてこともあるかもしれません。十分気を付けてくださいね(最近はプールとかでの熱中症も多いそうですよ)。

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今日のBGM

僕らの夏の夢 (山下達郎) / 記念撮影 (BUMP OF CHICKEN) / 栄の活躍

※今回はなんとなく(本当になんとなく笑)記事を書いている時に、聞いている音楽を紹介することにしました。夏ですね、サマー・ウォーズですね。

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本日、西陣中央小学校へ講演を行ってきました。初めての小学校での講演でした。毎回言っているような気もするんですが、楽しかったです(笑)。一方、終わった後、反省会する中でメンバーに指摘してもらい、確かに…と思う部分も出てきたので、しっかり反省して、次に繋げていきたいと思います。

これは私の中でしっかりと考えるとして、今回は講演をした中で、私が嬉しかったことについて少しお話しようかなと思います!

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実は講演後はいつも、誰もいない(深夜なので)研究室に帰り、1人でじっくり感想を読ませていただいています。拝読する中で、温かいコメント(特に私たちの講演を自分なりに咀嚼し、それを反映してくださったコメントなど)をみると、心の中がじんわりと温かくなり、ほろり嬉しいなと、密かに感じていたりします。同時に、こんなこと考えてくれているんだと分かった瞬間、この人に話せてよかったなと、これまたほろり胸を熱くしています(笑)。そんな感じで、いつも感想でほろりしている私なんですが、今回は講演の中での1つの質問に、嬉しさを感じていました。その方の質問は「このセクシュアリティで良かったことは何ですか」という質問でした。質問してくださった方の意図と完全に合致するかは正直分からないのですが、実はこの質問、個人的にずっとしてほしかった質問だったわけです(しかも、質問時間で一番最初に挙手していただいたのが、すごく嬉しかった!)。少し理由を説明していきますね。

セクシュアリティについての講演やインタビューを受けたことがあったり、したことがある方なら分かるかもしれないのですが、基本的にフォーカスされるのは、悩んだことであったり、つらかったことであったり、生きづらいことであったりするわけです。もちろん、そのポイントを改善するために行われている企画なので、当たり前っちゃ当たり前で、私も重々承知しているんです(特段、違和感があるとかではない)が、やはり心の中では「マイナスの部分ばかりにスポット当てないで!」「今、私はこんなにも楽しくて、こんなにも幸せなんだ」という思いが割と燃えたぎっています。

もちろん、沢山沢山悩んだ過去があります。何で私だけこんな思いをしなきゃいけないんだ?、何で私だけこんなに泣かなきゃいけなんだ?と必死に悩み、もがいた時期もあります。今だって、不安に思うことは沢山あります。

それでも!それでも、今の私はその悩んだ過去があっての私であり、その悩んだ過去は、私にとってはなくてはならない、大切な1ページであると思っています。ここまで強くなれたのも、本気で自分自身と話したからであり、「死にたいほど悩んだ」と簡単に言えない程、「精一杯生きたかったから悩んだ」私の答えだと思っています。だからこそ、私の悩んだ過去、それもマイナスのところだけを聞かないでほしいんです。悩んだ事実だけではなく、もがき続けたからこそ在る、今の私を知ってほしいんです。

質問してくださった方の質問は、私のこれを聞いてくれた気がしました。とても嬉しかったです。なんだか、はっとしてしまいました。ただ、この質問をしてほしいとずっと思いながらも、いざこう質問が来ると「これはちゃんと答えたいぞ、わわわ」って感じになってしまって、あんまりうまく答えられた気がしません、正直(伝われ伝われと思うあまり、涙腺の方がやばかった)(すいません)。未だにこれを講演レベルでしっかりと喋れないんだなと思いました。単純に、他にも伝えたいことがあり過ぎて、説明に時間がかかってしまったり、感覚的なことが多くなってしまったりするので。

ただ、このセクシュアリティがあったからこそ、自分のことを胸張って好きだと言えるようになった(別に誇示するわけではなく、自分の心の中でそう思えるという意味)、1つ1つの感情を楽しめるようになった、そして、恋愛的な意味だけじゃなくて人を大切にできる、大切だと思えるようになったのは、確実です。あと、このカラ*スタのメンバーを始め、沢山の人と巡り合えたのもこのセクシュアリティがあったからだと、そう思いますね(…私、今いいこと言ってる←)。

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今、もしも悩んでいる人がいるなら、私は全力で悩んでほしいと思っています。考えることを諦めてはいけません。時には逃げて、時には甘えることも大切です。しかし、最後はきっと自分で答えを探し出さなければならない、そう思うのです。そして、同時に私の、そして答えを見つけた人たちの使命(?)は、その人を直接助けるのではなく、その人が諦めず前を向けるよう、輝き続けることだと思っています。また、個人単位だけでなく、教育、そして社会もそういう場(環境)であってほしいと思っています。2□年間生きてきた私は、今ある私の最大限のパワーで、今を楽しんでいきたいと思います。

大丈夫、私はこんなにも幸せだ。

 

P.S.

そろそろ、研究室のみんなにもこの幸せをお裾分けしてきます。頑張れ、私!